介護に直面したとき、
「何から始めればいいの?」
「どこに相談すればいいの?」
と、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
実際に、
・介護認定の流れがわからない
・どれくらい時間がかかるのか不安
・誰に相談すればいいのかわからない
と悩む方は多いと思います。
私もそのひとりでした。
義母の入院をきっかけに介護認定を申請しましたが、
当時はわからないことが多く、戸惑いながら進めていきました。
周囲のサポートを受けながら、
調査から結果通知まで一連の流れを経験しています。
この記事では、その実体験をもとに、
- 介護認定の流れ(申請〜結果通知まで)
- 実際にかかった期間
- やっておいてよかったこと
をまとめています。
はじめてでも戸惑わないよう、
これから介護認定を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
介護認定の流れ【全体像】
まずは全体の流れを図にまとめました。

介護認定は、有効期限があり、定期的な更新が必要です。
更新の度に、図の1~4を繰り返します。
また、有効期限内でも、体調悪化等により介護の手間が増えた場合は、
区分変更申請という手続きで再認定を受けることができます。
介護認定を受けたきっかけ
義母が初めて介護認定調査を受けたのは2022年でした。
当時すでに、目の難病で視野障害2級を持っていました。
何とかひとり暮らしはしていたものの、
段差がわからなかったり、
買い物先で人にぶつかったりと
不安を感じる場面が少し増えていました。
そんなある日、高熱で入院した病院で変形性膝関節症が判明。
退院後の生活についての話をしていた時、
その病院のソーシャルワーカーから
「変形性膝関節症は長い付き合いになります。
今後、歩くのがつらくなったら福祉用具(歩行器等)も
検討される事になると思います。
介護認定受けてみませんか?」
と声をかけていただいたのです。
その方に、目の難病の事も相談。
ちょうどいいタイミングかもしれない、
という事になり、介護認定を受けました。
相談する場所▶地域包括支援センターとは?
我が家の場合は、入院した病院のソーシャルワーカーさんから
介護認定の事を教えてもらいましたが、
多くの場合は、地域包括支援センターがその窓口になります。
地域の高齢者の総合相談、権利擁護や地域の支援体制づくり、介護予防の必要な援助などを行い、高齢者の保健医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援することを目的とし、地域包括ケア実現に向けた中核的な機関として市町村が設置しています。
出典:厚生労働省ホームページ
もちぱん事前に、親が住んでいる自治体の
地域包括支援センターを調べてみると安心ですね。
介護認定の申請方法
介護認定は、住んでいる市区町村に申請します。
申請できるのは、
・本人
・家族
・ケアマネジャー
など。
義母の場合は、病院から紹介していただいたケアマネジャーさんにすべてをお任せしました。
ケアマネジャーとは、介護支援専門員のことです。
介護支援専門員とは、要介護者や要支援者の人の相談や心身の状況に応じるとともに、
サービス(訪問介護、デイサービスなど)を受けられるようにケアプラン(介護サービス等の提供についての計画)の作成や市町村・サービス事業者・施設等との連絡調整を行う者とされています。
出典:厚生労働省ホームページ



ケアマネジャーさんは紹介してもらえるし、
相性があわなければ担当変更も可能です。
申請書に主治医について記載する欄があるのですが、
こちらの情報を元に、市町村から主治医に対して
主治医意見書の作成依頼が行われます。
そのため、複数の診療科に通っている場合は、
どの先生を主治医とするか決める必要があります。
義母の場合、
初回➤入院先の先生
心臓手術後➤循環器内科の先生
パーキンソン病発覚後➤脳神経内科の先生
というように、毎回申請時に一番症状が重い診療科の先生にお願いしています。
介護認定調査を受ける
次に行われるのが、介護認定調査です。
市区町村から委託された調査員の方が、
自宅や入院中の病院などを訪問し、
本人の状態や日常生活について聞き取りを行います。
所要時間は1時間ほど。
本人への質問が終わったら、
家族・ケアマネジャー、施設で受けたときは施設のスタッフへの質問もありました。
本人はつい「大丈夫」と言ってしまった事でも、
日常生活で家族が不安に感じていることはここでしっかり伝えた方がいいと思います。
結果通知が届く
審査が終わったら、市町村から介護認定結果の通知が郵送で届きます。
義母の場合は、介護認定調査からほぼ1ヶ月後に届きました。
この結果通知書には、
要支援・要介護の区分や、有効期間などが記載されており、
この結果をもとに、必要であれば介護サービスの利用へと進んでいきます。
義母の場合も、この通知を受け取ってから、
今後のことを改めてケアマネジャーさんに相談。
介護プランをたてていただきました。



義母の場合、介護区分が
要支援2→要介護2へ2段階アップしたこともありました。
やっておいてよかったこと3選



私が、やっておいてよかったなと感じたことを3つご紹介します。
主治医に事前に認定調査のことを伝える
介護認定では、主治医意見書が重要な判断材料になります。
そのため、申請前に主治医へ現在の状態や困っていることを伝えておきました。
診察の場では、普段の生活や細かな困りごとまでは伝わりにくいことも多いです。
あらかじめ共有しておくことで、より実態に合った意見書につながると感じました。
気になる行動をメモして認定調査で伝える
認定調査に同席した際、
「伝えようと思っていたことを忘れてしまった…」と後悔したことがありました。
そこで、日常生活の中で「あれ?」と思う行動は、忘れないようにメモしています。
例えば、
・車の乗り方がわからなくなった
・病院の検査着をひとりで着られなかった
・日付を間違える
などです。
認定調査の場では、本人が「大丈夫」と言ってしまうこともあります。
そのため、家族が具体的なエピソードで伝えることで、より正確な評価につながると感じました。
介護予防につながるサービスを知っておく
介護認定というと、「介護が必要になってから利用するもの」というイメージを持たれる方も多いと思います。
実際、義母も
「デイサービス=ボケ老人の集まり」
という印象を持っており、最初は抵抗がありました。
しかし、ケアマネジャーさんから
筋力トレーニングやマッサージなどのサービスがあると教えていただき、利用を開始。
その結果、身体機能の低下をゆるやかにできていると感じています。
介護サービスには、「介護」だけでなく「介護予防」につながるものもあります。
この点を本人にも理解してもらうことで、前向きにサービスを受け入れてもらいやすくなると感じました。
実際に流れを経験して感じたこと
介護認定は、手続きが多くて大変そうな印象がありましたが、
ひとつずつ順番に進んでいけば、決して特別なことではありませんでした。
ただ、全体の流れを知らないまま進んで、何が次に起こるかわからないという状態だと、不安が大きくなると思います。
実際、私がそうでした。
幸い、丁寧に対応してくださるケアマネジャーさんに担当していただくことになり、
色々と相談させていただく事でバランスをとっています。
本当に、介護はわからない事だらけ。
手続きだけでなく、福祉用具の事だって手すりひとつにしてもいろんな形状のものがあるんです!
どれにします?って聞かれてもわかんない~
本人の判断能力が落ちてきたら、すべて家族が判断しなければなりません。
うまくプロに頼って、介護する側もされる側も機嫌よく過ごしたいものです。
まとめ
介護認定、初めてだと戸惑うことも多いと思います。
でも、
「申請 → 調査 → 判定 → 結果通知」
という大きな流れを知っていれば、必要以上に不安になることはないと思います。
この記事が、これから介護認定を受ける方や、
家族として支える立場の方の
少しでも参考になればうれしいです。



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